Fight Club

プロジェクターを買った。

天井のレールに吊るせるように、ダクトレールフィクサーというものと、
レールから電源とるためのアダプターと、
レールにつけてるスポットライトとスイッチを分けるために、
スポットライトいっこ一個につける赤外線受信機みたいのも買った。
幅2メートル強の大画面がほぼ瞬時に出来上がった。

 

あと今年に入ってから、
去年3月くらいに買った仕事用の昇降デスクの高さが合わなくて、
同じメーカーので高さがさらに調節できるやつを書い直して、
集成材の天板も書い直して、再設置して、
ベッドのヘッドボードを切って、木材買って框わたして、
畳マットサイズオーダーして嵌め込んで、小上がり作って、
収納用の無印のキャンバストートを大量に買い足して、
マーガレットハウエルで売ってるアングルポイズのスタンドライト買って、
180センチくらいの高さがあるエバーフレッシュていう観葉植物買って、
北欧のリネンの大きなブランケット同時に2つ買って、
ほぼ部屋のなかで暮らすくらしが続くので大量の部屋着を買って、
7万円くらいした美容に良いドライヤー買って、
スマホ買い換えて、ついでにapple watch買って、
Netflixに入って、ランニング用にAirPods Pro買って
iphoneapple watchAirPods Proを同時に充電できるワイヤレス充電器買って、
スポットライトとか個別の入切にしたから操作がめんどくさいと思って、
スマート化をはかるために、スマートリモコン買って、音声で操作できるように、
それ用の何かを買った。

息を吸うようにポチる日々。自分がこわい。

プロジェクターで投影する大画面で最初に何みようかな、
と探してたところ、Fight Clubをみようみようと思って見てなかったので観た。

死んだ彼氏が2001年当時一番面白かった映画と言ってたので、
生きてるうちに観て感想を言い合いたかったんだけど、
なんだかんだでわたしは観てなくて、んで死んでからもいまだに観てなかったという。

まさに、今のわたし、消費のために生き、消費に支配されてるわたしが観る映画じゃん!
北欧家具で部屋を満たしても、不眠症の主人公って、どビンゴでわたしじゃん!
今のわたしを彼がみたら、よく思わないだろうな。
消費者としてしか社会に貢献してないわたしを批判的にみるだろう。
わたしとしても自分をそのように客観的にみてる部分もあって、
消費社会に翻弄されているわけではないと言い返したい反面、
何してるの?と言われたら、ただひたすら消費してるとしか言いようがない。

この映画みても、正解は提示されてないわけで、
自分で探すしかない。

映画の感想はというと、
ラストで、爆破シーン美しく描くのってどうなの?しかも女と手つないでるし。
自分のうちなる欲求、この映画の主人公で言えば、暴力とか破壊、を受け入れろってこと?ホントはこれが欲しいんでしょ?ってこと?

あと、最初の方の、あらゆるセラピーの会の感じ、
たぶん自死遺族の分かち合いの会(アメリカバージョン)もこんな感じなんだろうなーと。
アメリカ人が書いたサバイバーの本にすごいよく出てくるから。
うわ、こういうの無理って思うけど、
主人公や女のように、そこに傍観者として存在するなら、アリかも。
つか、自死遺族になったこと自体が、セラピーの会に出て得られた生きてる感じ、に近い。