葬式のBGM

骨董屋時代の先輩のお母さんが亡くなってた。

メールで知っって、私は親が亡くなった経験はないけど、

身近な人は死んだことあるから、

なんとなく、話聞いてあげたくなった。

 

葬式のBGMを母の好きだった曲にしたら、

というか葬儀屋からオプション見たいの説明されて、

じゃあ、って注文したら、結構追加料金取られて困った。

しかも、BGMじゃなくてフルコーラス参加者全員でじーっと聞く、

みたいな状況になって、参ったよ、と言っていた。

 

葬式の音楽って、葬儀屋が故人の好きだった曲流しますよ、とか

よくあるパターンらしいな、と思った。

彼の葬式のとき、やっぱり聞かれて、

家族は好きな曲とか知らんし、私に聞かれたのだが、

彼は「音楽は筋肉少女帯しか聞かない」と言っていたので、

一瞬筋少を、、、と頭をよぎったものの、やっぱりそれは、、、違うのでは?と

特にないです、みたいに返事して、

結局葬式でかかってたのは、千の風になってのインストロメンタルバージョンだった。

あたしは、千の風になってを知らなかったので、

誰か無名の作曲家が葬式BGM用に作った曲なのかなーと、葬式の最中に考えてた。

その年(2007年)の紅白に出てて、これは葬式用に作った曲ではなかったということがわかった。

 

そして、いまだにお墓はない。

お墓の前に泣きようがない。だって墓自体がないんだもん。

 

あと、やっぱり筋少お通夜とか葬式にかけなくてよかったと思った。

無理でしょ、お父さんとかお母さんとかお姉さんとか、無理でしょ。

 

でも、私は、あんな葬式用インストロメンタルなの流したりして、

不本意だったのではないか、ということで、

インドくんだりまで行って、ガンジス川に骨巻いてやったんだよなー。

んで、最終的にビールと一緒に飲んだから。バラナシで。

もうイナフでしょう。

 

あたしもがんばりましたよ。

 

筋肉少女帯は、最近はボーンイン鶯谷っていうの歌ってるらしい。

筋少じゃなくて、オーケンが、かな。